【インタビュー】秒殺負けから約10年でつかんだ、全日本マスター優勝

ブラジリアン柔術は大会数が多く、性別・年齢・帯と対戦相手の条件が細分されているため、比較的試合に参加しやすい競技です。カルペディエム鎌倉・大船では試合への参加は必須ではありませんが、続けているうちに練習仲間が出場したり、自分の力を試してみたくなったりと、チャレンジのきっかけは出てくるもの。そこで今回、試合経験が豊富な会員さんに試合についてのお話を伺いました。

【飛矢 啓典さん】43歳、団体職員。柔術歴11年の茶帯。得意技はハーフガードとプレッシャーパス。柔術を始めた理由は「96kgまで増量した体重を若かりし頃の76kgまで戻したかったから(現在72kgなので柔術は楽しくダイエットするにはもってこいだと思います)」。鎌倉・大船でのおすすめは「やっぱりカルペディエム鎌倉・大船です!ここに来るといつも誰かいるし、大人の部活動って感じでいいですね」。

写真:JBJJF公式サイトより

今年2月に開催された『第16回全日本マスター柔術選手権』でのマスター3茶帯ライト級優勝、おめでとうございます!まずは今大会の感想を教えてください。

茶帯になって2回目の試合でした。去年茶帯で初めて出た試合では負けてしまったので、今回はなんとしても勝ちたいという気持ちで臨みました。

2回目にして、初戦の悔しさを払拭する勝利でしたね。

はい、茶帯での初勝利・初優勝でした。紫帯の時は確か、準優勝だったのかな。「全日本」っていうタイトルを取れたのが初めてで、すごくうれしかったです。

これまで何度も試合に出られていますが、試合に出続けるのは何か理由があるのでしょうか?

試合後のおいしいお酒のためですかね(笑)。それか、悔しいお酒になるかのどっちかですけど。

笑。
試合に出ると決めた後は、体調を整えたり緊張感が続くなど日常生活での変化や影響はありますか?

試合といっても基本的には普段の練習とあんまり変わらない意識なので、出ると決まっても何も変わらないですね。練習でやってることが試合で出来るかな、っていうぐらいの感じで臨んでいます。

初めての試合のことは覚えていらっしゃいますか?

柔術を始めてから多分2ヶ月後ぐらいの白帯の時に出たんですけど、秒殺されました(笑)。スパイダーっていうガードがあるということも知らない状態でスパイダーガードをされて、そのまま腕十字で極められて。30秒ぐらいで負けました。

30秒!? いまの飛矢さんからは想像もできません。

でもそこからちょこちょこ試合には出ていて。今のスタイルで勝てるようになったのは青帯の最後のほうです。そこまでは四苦八苦しながら、負けるのは嫌だと思いながら出ていましたね。でも、練習でやったことが出来るようになってから、なんか試合が楽しくなってきたんですよ。

それも試合に出続ける理由のひとつなのでしょうか?

それもありますね。自分の技が鎌倉・大船のみんな以外に通用するんだっていう。その楽しみは結構あるかもしれません。

では今後も試合に出続けるのですね。

はい。飲むのを楽しみに(笑)。

これから試合に出てみたいと思っている方に、アドバイスをお願いします。

まずは所属ジムのみんなと一緒に出ることをおすすめします。初めての試合で一人だと「どうしよう」となると思うんですが、みんなと一緒だと、応援してくれたり試合を見ながらアドバイスもくれるので。自分から試合に出ようと誘ってみるのもいいかもしれません。そのあとは一人でも出られるようになると思います。

それでは最後に、今後の目標をひとつ教えてください。

いつかはワールドマスターにも出てみたいです。全日本を取れたので、今度はワールドチャンピオンも取りたいと思います。

※ワールドマスター
「ワールドマスター柔術選手権」のこと。30歳以上を対象とする世界最大の柔術選手権で、開催地のアメリカ・ラスベガスには毎年世界各国から柔術プレイヤーが集って競い合います。世界中の幅広い年齢層に柔術が親しまれている様子を体感し、観戦出来るのも魅力のひとつです。


普段から自分に向いている技などを研究しコツコツと地道に練習に取り組む飛矢さん。ほかの会員さんにも丁寧にアドバイスをくれ、特に柔術を始めたばかりの方には親切との定評があります。いつかワールドマスターにも挑戦されたいとのこと、楽しみです。どうもありがとうございました!